「アヴェ・マリア」に込められた感謝と次世代育成への思い

日本ユニシス提供「川畠成道チャリティコンサート2019」開催

毎年の恒例となったヴァイオリニスト川畠成道さんのチャリティコンサートが2019年8月1日、豊洲シビックセンターホールにて開催されました。地道な取り組みですが、日本ユニシスグループは今回も大きな感動を地域の皆さまと共有するとともに、社会貢献に向けた新たな経験を重ねることができました。

川畠さんの音楽活動の原点と社会貢献への思い

今回のチャリティコンサートでは、午後の部(15:00開演)と夜間の部(19:00開演)の2公演が行われました。夏休み期間中ということもあり、午後の部はスタンダードな楽しい曲を中心とした親子向けのコンサート。夜間の部はクラシック音楽をじっくり味わう大人向けのコンサートという趣向です。

午後の部の開演に先立ち、会場では「日本盲導犬協会」「盲導犬総合支援センター」をはじめ、障害者支援団体である「江東ウィズ」「第三あすなろ作業所」「ワークセンターつばさ」「視覚障害者パソコンアシストネットワーク(SPAN)」によるチャリティ販売やゲーム、視覚障がいや盲導犬について知る講座なども行われました。地域の子どもと大人、そして日本ユニシスグループのボランティアたちも活動を通じ、社会貢献につながる新たな経験を重ねることができました。

そんなイベントの合間に、川畠成道さんにお話を伺うことができました。

――早いもので、このチャリティコンサートも今回で5年目になりましたね。

ヴァイオリニスト 川畠成道氏

川畠さん そうですね。毎年この時期に豊洲近隣の皆さまにお越しいただいていますが、日常生活ではあまりクラシック音楽とふれあう機会のない方も少なからずいらっしゃいます。そんな方々に音楽を届けることで、楽しんでいただけたらなと思います。

また、このコンサートでは「視覚に頼らない美的体験」として途中でアイマスクを付ける、つまり視覚を完全に遮断して演奏を聴いていただくという、通常のコンサートとは違った試みもあり、皆さまにどんなことを感じていただけるか、私も楽しみにしています。

――こうしたチャリティコンサートが、川畠さんご自身の音楽表現にも影響を与える部分はありますか。

川畠さん 私自身も幼少期に視覚障がいを負い、そのころに音楽と出会いヴァイオリンを始めたので、今の自分にできることで社会に貢献できるのは大きな喜びです。特にこのコンサートに関しては、盲導犬育成のためのチャリティも兼ねています。私のささやかな音楽活動が今後の盲導犬の育成・普及につながるとすれば、それは非常に意義のあることであり、そうした喜びの積み重ねは、何らかの形で私の音楽にも影響を与えていると思います。

――今日は次世代の担い手である、多くの子どもたちも集まってくれました。

川畠さん 子どものころに聴いて好きになった音楽は、大人になってもずっと記憶に残りますので、今日のコンサートがそんな体験の1つになればと思います。また、これがきっかけとなって、音楽とふれあうより多くの機会をもってくれるとうれしいです。そんな子どもたちのことを考えながら、午後の部のプログラムを作りました。

――サン=サーンスの「白鳥」、シューマンの「トロイメライ」、ディニークの「ひばり」などなど、どの演奏も圧巻でした。それからグノーの「アヴェ・マリア」をずっと弾き続けているというお話がありましたが、この曲には特別な思い入れがあるのでしょうか。

川畠さん 幼少期に視覚障がいを負ったと申しましたが、実は米国旅行中に患った病気が原因です。その時、命も危なかった見ず知らずの私のことを、まるで我が子のように献身的にお世話をしてくださった方のアメリカンネームが「マリア」だったのです。この曲を演奏すると、マリアさんのことを思い出すとともに、自分を支えてくれた多くの方々への感謝の気持ちでいっぱいになります。また、これまでの歩みを振り返ると、楽しかったこと、苦しかったことなど、さまざまなことがありましたが、今こうしてプロのヴァイオリニストとして過ごせているのは、本当に幸せなことであり、恵まれていると感じています。アヴェ・マリアを演奏するたび、私はそんな思いを新たにします。

――川畠さんの音楽活動のまさに原点にアヴェ・マリアがあるのですね。最後に、今後に向けての抱負をお聞かせいただけますか。

川畠さん 日本ユニシスグループとはデビューコンサートからのお付き合いで、21年間にわたりずっと変わらず私の活動を支えていただいています。今回のようなチャリティコンサートだけでなく、紀尾井ホールで開催しているニューイヤーコンサートでも視覚障がいがある方々のサポートやアテンドを行っていただいており、音楽を通じた社会貢献の在り方を私自身も学ぶことができました。その意味で、自分の人生にとって非常に大きな、重要な経験をさせていただいています。だからこそこの活動を継続しなければなりませんし、さらに発展させていきたいと思います。

企業メセナ活動で最も大切なのは
「継続する」こと

本チャリティコンサートは、公益社団法人 企業メセナ協議会が主催する「This is MECENAT 2019」の認定をいただきました。そもそもメセナとは、社会貢献の一環として企業などが行う芸術文化支援のことで、認定をいただいた「This is MECENAT」とは、全国各地で展開される「これぞメセナ」と言える多彩な活動に出会い、芸術・文化を通じた豊かな社会づくりへの共感の輪を広げる運動のことです。今回の認定は、川畠さんや日本ユニシスグループのボランティア社員にとっても、大きな励みとなります。

そして今回のチャリティコンサートでは、同協議会 常務理事 兼 事務局長の澤田澄子さんにもお話を伺うことができました。

――今回のチャリティコンサートの視察にお越しいただき、どんな感想をお持ちいただけたでしょうか。

公益社団法人企業メセナ協議会
常務理事 兼 事務局長 澤田澄子氏

澤田さん 子どもたちも多く集まり、とてもアットホームな雰囲気でくつろいで楽しむことができました。川畠さんの演奏は午後の部を聴かせていただきましたが、よく知られた曲が選ばれており、親子で感動できたのではないかと思います。

――日本ユニシスグループのボランティア社員の対応はいかがでしたか。

澤田さん 素晴らしいです。皆さん一生懸命で、社会貢献に対する一人ひとりの思いが伝わってきました。若い社員を含めた幅広い世代の人たちが活動に参加し、日本盲導犬協会をはじめ各支援団体とも連携し、皆さんの力でこのコンサートを盛り上げよう、成功させようと頑張っておられる姿に感動しました。

――今後の活動に向けて、ぜひアドバイスをいただけるとうれしいです。

澤田さん 豊洲シビックセンターホールには多くのお客さまを迎え入れるキャパシティもありますし、せっかくのこの素晴らしいコンサート、イベントですので、より多くの地域の皆さまに知っていただき、ここに来て一緒に楽しんでもらえたらと思います。その意味では、今後の広報活動が重要になってくるのではないでしょうか。いずれにしても企業のメセナ活動にとって大切なのは継続することです。そのためには、より多くの社員の「巻き込み方」もとても重要で、地域社会の一員として貢献している自分たちの会社に誇りをもってほしいと思います。社内から理解を広げていくそうした地道な取り組みが、社会のより多くの人々に、日本ユニシスグループの存在や活動を知っていただくことにもつながっていくはずです。

今回の川畠成道さんのチャリティコンサートでも、日本ユニシスグループは地域の皆さまと共に多くのことを学び、今後の活動に向けた活力を得ることができ、思いを新たにしました。

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応募締切:2019年10月31日(木)

「音楽を通じて広がってきた社会とのつながりが、私自身の成長と表現の原動力です。
これからも真摯に歩み続けていきたい」――川畠成道

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たくさんのご応募ありがとうございました

※当選の発表はCDの発送をもって代えさせていただきます。

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