世界初!“動く年賀状”の実証実験を島根県松江市で実施

松江市の観光PRにも貢献。新しいコミュニケーションへのチャレンジ

2017年12月15日~2018年1月7日にかけて、島根県松江市で「AR年賀状サービス」の実証実験が行われています。ロボットとコミュニケーションをとりながら写真と動画を撮影するだけで、手軽に誰でも“動く年賀状”をつくることができるこの画期的な取り組みのスタートにあたり、松江市長の松浦正敬氏、実証実験の舞台となる松江歴史館を表敬訪問しました。

ITの知識がなくても
簡単に“動く年賀状”をつくれる

今年も皆さまのお手元には、たくさんの写真つき年賀状が届いたのではないでしょうか。でも「AR年賀状サービス」はちょっと違います。見かけは普通の写真つき年賀状とほとんど変わりませんが、スマホをかざすと、その写真が動き出し、しゃべりかけてきます。その名の通りAR(拡張現実)技術を活用した“動く年賀状”のサービスなのです。

これは島根県松江市、日本郵便中国支社、日本ユニシスの3社の共同開発によるもので、年賀状に印刷する写真(静止画)の撮影から、スマホで再生される動画の撮影、ハガキの印刷までコミュニケーションロボットがナビゲートしてくれるのが特長です。ITの知識がない人でも一連の操作を簡単にできるという意味で、世界初の試みとなります。

「AR年賀状サービス」フロー図

このAR年賀状の実証実験が、2017年12月15日~2018年1月7日にかけて松江歴史館で行われることになりました。期間内に同館を訪れた人は誰でもAR年賀状を作成することができ、1組2枚を500円で購入できるというものです。

※動画の閲覧には無料のARアプリ「タメスコ」が必要です

実証実験に先立ち
松江市役所に松浦市長を表敬訪問

実証実験スタートの前日の12月14日には、日本郵便中国支社と日本ユニシスの担当者、そしてコミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」がそろって松浦正敬松江市長を表敬訪問しました。

「あれ? これって『あっぱれくん』の衣装だよね」と開口一番、Sotaと初対面した松浦市長は、すぐに気づいてくださいました。さすがです。おっしゃる通り、Sotaは松江市の観光キャラクターである「あっぱれくん」の衣装でおめかししています。

松浦正敬松江市長とコミュニケーションロボット「Sota」
松浦正敬松江市長(写真左)とコミュニケーションロボット「Sota」(写真右)

こうして場の和んだところで、さっそく松浦市長にAR年賀状サービスを体験していただくことになりました。

ただ、さすがの松浦市長もちょっと戸惑ったのでしょうか。動画撮影で時間超過してしまうというハプニング(?)がありましたが、心配はいりません。その場ですぐに撮り直すことができます。2テイク目では松浦市長もすっかり要領をつかまれたようで、撮影はバッチリ完了。応接室に持ち込まれたプリンターでAR年賀状が印刷されました。

松浦市長もご満足の様子で、「とても面白い」というお言葉。そして「2枚だけじゃなくて、もっとたくさん印刷できるといいですね」とご要望をいただきました。今回は実証実験ということで2枚に限定していますが、もちろん商業ベースの実用サービスに移った段階では、お好きなだけ印刷できる体制を整える計画です。

また「このサービスを使えるのは松江歴史館だけなのですか?」というご質問についても、実用サービスに移った段階で松江城や宍道湖、玉造温泉など松江市内外のさまざまな観光スポットに展開していく計画です。松浦市長も「動画の背景に松江の風景がうまく入るようにセッティングすれば、観光のPRにもつながります。ぜひ普及させてほしいです」と前向きです。

松浦正敬松江市長とコミュニケーションロボット「Sota」

さらに、今回のAR技術を応用して「将来的に“動く切手”も展開していきたい」という構想を紹介したところ、大きな興味を示していただきました。そして「切手にスマホをかざすと、宍道湖の美しい夕陽を見られるといったことが実現されると面白いですね」と素晴らしいアイデアもいただきました。

実証実験の舞台となった松江歴史館
多くの来場者にも好評

12月15日は実証実験の初日を迎えた松江歴史館に伺いました。そして受付を担当されている和服姿のお二人の女性に、さっそくAR年賀状サービスを体験していただきました。

和服姿の二人の女性に、早速AR年賀状サービス

「あけましておめでとうございます! 今年も松江歴史館をよろしくお願いします!」という元気いっぱいの動画の撮影を完了。そして出来上がったAR年賀状に「すごい!」とお二人は大喜びでした。

今回の結果を踏まえつつ、島根県松江市、日本郵便中国支社、日本ユニシスの3社は新しいコミュニケーション手法としてこのサービスを実用化していきたいと考えています。動画を撮影する際に、ハガキの送り先となる親族や友人に向けて松江観光の思い出や近況を語ってもらうことで、松江の新しいPR効果をもたらすことも期待されています。

「タメスコ」をダウンロードして松江歴史館のお二人からの年賀状を見てみよう!
「タメスコ」をダウンロードして松江歴史館のお二人からの年賀状を見てみよう!

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